村上内科

健康情報Health Information

2026.04.30

胃カメラは鼻と口どっちがいいの?




健康診断や症状の精査で行う「胃カメラ(上部消化管内視鏡検査)」には、鼻から入れる「経鼻内視鏡」と、口から入れる「経口内視鏡」の2つの方法があります。
「どっちがいいの?」とよく質問を受けますので、それぞれの特徴を解説します。

経鼻内視鏡の特徴(鼻からの胃カメラ)

鼻に局所麻酔をして鼻からカメラをいれます。鎮静剤は使いません。よりカメラが細く、また舌を通過しないので、嘔吐反射がでにくいです。鼻というとインフルエンザの検査の時のような鼻の痛みを想像される方もいらっしゃいますが、局所麻酔をするので、鼻の痛みはほとんどありません。痛みがあれば、途中局所麻酔のゼリーを追加すれば大体痛みは治まります。鎮静剤を使わないことで、検査後すぐに帰宅が可能ですし、乗り物の運転もすぐに可能です。

メリット

  • 嘔吐反射(オエッとなる感じ)が起こりにくい
  • 会話ができるため安心感がある
  • 鎮静剤なしでも比較的楽に受けられる。
  • すぐに帰宅でき、乗り物の運転も可能

デメリット

  • 鼻の構造によっては挿入できない場合がある
  • 画質がやや劣る(※最近はかなり改善されています)
  • 鼻出血のリスクがわずかにある

👉 こんな方におすすめ
・過去に口からの胃カメラでつらかった方
・できるだけ楽に検査を受けたい方
・鎮静剤を使いたくない、使いにくい方。(検査後予定がある方や乗り物の運転をする必要がある方。肺の疾患などで酸素の値が下がりやすい方など。)

経口内視鏡の特徴(口からの胃カメラ)

多くの場合鎮静剤を使用し(鎮静剤なしでもできます)、ウトウトした状態で口からカメラをいれます。鎮静剤がよく効く方は気づいたら検査が終わっていたという方もいらっしゃり、楽に検査を受けられます。ただ、鎮静剤を使用した場合は検査後1時間程度院内でお休みいただき、ふらついたりしないのを確認の上帰宅いただく必要があります。また終日乗り物の運転はできません。

メリット

  • より高画質で詳細な観察が可能(拡大や止血処置など特殊な場合を除き、現在は遜色なし)
  • 鎮静剤を使える

デメリット

  • 鎮静剤なしだと嘔吐反射が出やすい
  • 鎮静剤を使う場合は検査後に休憩が必要で、乗り物の運転は終日不可

👉 こんな方におすすめ
・過去に問題なく受けられた方
・鎮静剤で眠っている間に終えたい方

結局どちらがいいの?

結論としては、「何を重視するか」で選ぶのが大切です。

最近は機器の進歩により、経鼻でも十分な診断が可能なケースが多いですが、病変が疑われる場合などは経口を選ぶこともあります。

当院からのメッセージ

胃カメラは「つらい検査」というイメージを持たれがちですが、方法を選べば負担を大きく減らすことができます。当院では患者さんのご希望や体質に合わせて、最適な方法をご提案しています。胃カメラは定期的に受けることがすすめられますので、繰り返し検査を受けていただく中で、ご自身に合った方法を一緒に見つけていただければと思います。不安な点があれば、遠慮なくご相談ください。

 

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