村上内科

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2026.03.30

新しい肺炎球菌ワクチン、5年毎の再接種不要に!




村上内科のホームページをご覧いただきありがとうございます。新しい肺炎球菌ワクチンについてご案内させていただきます。

これまで和歌山市では、65歳に受ける高齢者肺炎球予防菌定期接種には「ニューモバックス®NP」が使用されていましたが、2026年4月1日から、より効果の高いワクチン「プレベナー20®」に変更になります。これにより、1回の接種で一生効果が続き、5年ごとの再接種が不要となります。

新しい肺炎球菌ワクチンは「プレベナー20®」の他にも現在のところ任意接種のみとなりますが、「キャップバックス®」があります。これらの違いも含めてまとめてみましたので、ご参考にしてみてください。

 

まず、まとめですが、どちらを打つかはどちらがよりご自身の状況に適しているかで決めるといいかと思います。

 

  • プレベナー20®

・コストを抑えたい

・豊富な実績があるワクチンを希望する

・成人の肺炎の原因となる型をバランスよくカバーしたい

 

  • キャップバックス®

・基礎疾患(喘息、COPD、免疫不全など)があり、肺炎リスクをできるかぎり減らしたい

・ご高齢の方で、高齢者に特有の肺炎リスクにより重点的に備えたい

 

以下、より詳しく見ていきます。

 

■ そもそも肺炎球菌とは?
肺炎球菌は主に気道の分泌物に含まれる細菌で、唾液などを通じて飛沫感染し、気管支炎や肺炎、敗血症などの重い合併症を引き起こすことがあります。肺炎はわが国の死亡原因の第5位となっていますが、細菌によって生じる肺炎の原因菌として、肺炎球菌が最も多いといわれています。肺炎球菌には90種類以上の血清型があり、そのうち感染症を起こしやすい血清型をワクチンでカバーします。対象とする血清型の数や種類はワクチンによって異なります。

 

■ 従来のワクチンとの違い
これまで主に使われてきた肺炎球菌ワクチン(ニューモバックス®NP、プレベナー13®)は免疫が徐々に低下し、5年ごとの再接種が推奨されていましたが、新しいワクチン(プレベナー20®、キャップバックス®)はどちらも1回の接種でほぼ生涯免疫が持続します。

 

■プレベナー20とキャップバックスの違い

 

プレベナー20® キャップバックス®
対応型 20種類 21種類
対象年齢 乳児〜高齢者 主に成人
カバー率(日本) 約50~60% 約70~75%
特徴 実績が豊富・バランス型 最新・流行株に強い
費用 やや安い
65歳の定期接種では3500円
任意接種では11000円(当院)
やや高い
13000円(当院)

 

肺炎球菌には90種類以上の血清型があり、プレベナー20®は20種類、キャップバックス®は21種類の型をカバーします。プレベナー20®は乳児の定期接種にも使用されており、海外のデータが豊富で、実績が多いです。キャップバックス®は特に高齢者や基礎疾患があるような患者さんを対象としており、より最新でカバー率も高いですが、現在のところ定期接種ではなく、やや価格が高いです。

どちらも「重症化予防」が目的であり、大きな優劣が決定的に示されているわけではありませんので、どちらを選ぶかは上記のまとめに書いたようにご自身の状況により適した方を選択してもらうのがよいかと思います。

 

以前のワクチン(ニューモバックス®NP、プレベナー13®)を接種された方も1年以上あければ、追加で新しいワクチン(プレベナー20®、キャップバックス®)を接種可能ですので、ご検討ください。接種を希望されている方、接種を迷われている方もお気軽にご相談ください。

 

 

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